皆さんこんにちは٩( ᐛ )و今日もラッコキーワードを使って,強迫性障害についてどのような検索がなされているか調査してみました。
今日の検索キーワードは「強迫性障害 ADHD」に関連することについて書いていきたいと思います。
「そもそも,ADHDってなんだろう?」という疑問が浮かぶことは当然のことだと思います。
まずはADHDについて,簡単に解説していきます٩( ᐛ )و
ADHD(注意欠如・多動症)は,精神障害の診断・統計マニュアル第5版では,神経発達症というカテゴリーに属している疾患を指しています。巷では発達障害と呼ばれていることが多いようです。大人の発達障害というキーワードが一時期流行った時期がありましたね。
ADHDは,不注意,多動性/衝動性が主な症状であり,原因は不明とされていますが,中枢神経に何らかのエラーが起きているという仮説が立てられています。
ADHDについて詳しく知りたい方は,NCNP病院 国立精神・神経医療研究センターの解説サイトをご参考にしてください。
さて,なぜ強迫性障害とADHDが検索キーワードになっているのでしょうか?おそらく,併存症の問題を気にされる方が多いのではないかと推察しました。
うーん…。強迫性障害の儀式行為(繰り返しの行動)と神経発達症カテゴリーの中にある自閉スペクトラム症(ASD)の常同行動(繰り返しの行動)の類似点は指摘されていますが,ADHDとの類似点は…。正直なところ「?」が浮かんでいます。
ちなみに,儀式行為と常同行動が整理されている論文は「発達障害を有する子どもの強迫性障害への認知行動療法―最新の文献レビューから」がわかりやすかったです。
子ども時代に焦点を当てて,強迫性障害とADHDの類似点を考えてみると,チック症状の有無が頭に浮かびました。
チック症状とは,自分の意思に関係なく,身体が動いてしまう症状を指しています(頻回なまばたきや咳払いなど)。強迫性障害の診断基準には,チック症状の有無まで確認しましょうという記載がありますし,ADHDにチック症状が併存していることが多いという論文があります(注意欠如多動性障害(ADHD)の疫学と病態:遺伝要因と環境要因の関係性の視点から)。
「強迫性障害 ADHD」という検索キーワードから,関連事項を書いてみました。強迫性障害,ADHDの治療方法は,薬物療法や認知行動療法が効果的であると言われています。
気になる症状や困りごとがある方は,医療機関の受診や認知行動療法を受けてみることを検討してみても良いかも知れません。
それでは今日はこの辺で!